空マイラーから陸マイラーへ

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不思議な安い運賃~スターアライアンス世界一周運賃~ANA世界一周特典航空券もありますし、海外発券との組み合わせもいいと思います

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以前国際線の運賃に関する記事を書きました。

junchans123.hatenadiary.jp

実はその時書かなかったのですが、今まで使ったことがあるもう一つの運賃があります。それがスターアライアンス世界一周運賃です。今までこのチケットを使って4、5回世界一周をしたことがありますがこの運賃について書きたいと思います。とても不思議な運賃で、欧州往復よりも世界一周の方が安かったりします。それでは詳細を説明します。

目次

 

スターアライアンス世界一周運賃とは

スターアライアンス加盟の下記航空会社から好きな航空会社を選んで世界一周できます。

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距離によって価格が変わります。確か地球の円周がだいたい25000マイルだったと思いますので、あまり寄り道しないで一周した場合29000マイルで大丈夫だと思います。

 

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スターアライアンス世界一周運賃のルール

・旅行を開始する国と帰着する国は同じ国(出発国)でなければなりませんが、同じ都市である必要はございません。

→日本発の場合大阪発で東京着でもOKということですね

・世界一周運賃では、ひとつの大陸から別の大陸への順路は、常に同じ方向(西回りまたは東回り)によるものとします。太平洋横断・大西洋横断は各1回のみとなります。          

 →西回り、東回りのどちらでもいいですが太平洋、大西洋は各一回しか通過できないということですね。各大陸内では逆に進んでもかまいません。

・ご旅行には、3回以上、5回または15回以下の途中降機が含まれていなければなりません。 途中降機数と飛行されるマイル数によって、旅費総額が異なります。

→アメリカの都市一か所、欧州一か所の滞在(途中降機)ではダメだということです。仕事で使った時、これがネックとなり欧州の乗り換えの都市で無理やり一泊した記憶があります(以前も書きましたが、欧米各一か所だけ滞在するような人は高くても買うだろうから高い運賃を払ってねということですね。)。

・最低滞在日数:

ファーストクラスおよびビジネスクラスでは、最初と最後の国際線区間(ヨーロッパでご旅行を開始する場合は、大陸間セクター)が最低10日間あることが条件となります。 例外: オーストラリアやニュージーランドからご旅行を開始する場合は、最低滞在日数は要求されません。

プレミアムエコノミークラスとエコノミークラス スペシャル運賃では、最初と最後の国際線区間(ヨーロッパでご旅行を開始する場合は、大陸間セクター)が最低10日間あることが条件となります。 例外: オーストラリアやニュージーランドからご旅行を開始する場合は、最初と最後の国際線区間が最低7日間あることが条件となります。

エコノミークラス ノーマル運賃では、最初と最後の国際線区間(ヨーロッパでご旅行を開始する場合は、大陸間セクター)が最低3日間あることが条件となります。

→エコノミークラスはそれほどの縛りではありませんが、他のクラスでは仕事で使う際この最低滞在日数の縛りがネックとなることが多かったです。2、3か所へ行って打ち合わせするって仕事の際日数はそれほど必要にはなりません。この運賃を使う為に何処かに滞在して少し遊んで日数を延ばす・・・ってのは会社で許されるはずが無く、他の拠点にわざわざ寄ったり無理やり長めに滞在して日数をクリアさせたことがあります。この縛りも忙しいビジネスマンは高い運賃のチケット買ってねということですね(笑)。

・最大滞在日数: 最初の搭乗日から、最後の搭乗日まで、最長1年間有効です。

 →仕事では関係無いですが、遊びで旅行する場合はこの条件を使って、例えばニューヨークまで行ってニューヨーク発の海外発券のチケットで一度日本に戻り、改めてニューヨークから再スタートするといった使い方もできます。

実際にルート検索してみた

東京→ロサンゼルス→ニューヨーク→パリ→ローマ→シンガポール→東京のルートでビジネスクラスで検索してみました。

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運賃は70万ちょっと(29000マイル以下ということですね)ですが、サーチャージ等で7万ほど必要なので77万円ちょっとということになります。

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実はこれって凄く安いんです。

通常のヨーロッパ運賃はANAビジネスクラスの場合90万以上します。 

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変更不可の運賃でも50万以上です。

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スターアライアンス世界一周運賃は変更可能で結構フレキシブルな運賃です。ということは、普通に欧州往復するより世界一周する方が安くなるってことになります。

不思議ですよね。だから会社はもし可能ならヨーロッパ行くならアメリカに寄って帰れなんて無茶なこと言ってます(なかなか両方に仕事あってスケジュールが合うってことは少ないと思うのですが)。

飛行機の運賃設定ってもの凄く不思議に思いますが、一つだけはっきりしていることが、どれだけ高くても買う人がいる運賃は高く設定しているってことです。このスターアライアンス世界一周運賃は結構安いのですが、上にも書いたように最小日数の縛りがあります。通常は最大日数の縛りの方がきついと考えるでしょうが、このチケットは一年間有効です。このような特殊な運賃は期間が短いと適応できません(国際線の割引運賃なんかも例えばヨーロッパ一泊で帰ってくるような旅程では買えません)。欧米を5日でまわって仕事するような人は特殊なビジネスマンでしょうし、お金より時間の方が必要な人でしょうから普通に買ってねということですね。片道運賃で乗り継いで世界一周するととんでもなく高いでしょうが。

ちなみに今まで一番割高だったチケットが、ニューヨークから日本行きのエコノミークラス片道チケットで約45万円。この世界一周チケットでまわってる途中で身内に不幸があって急遽取りやめて日本に帰った時です(もちろん自腹では無く会社が出してくれましたが)。こんな特殊な運賃はやっぱりとんでもなく高く設定されていますね。でも飛行機のチケットって不幸があった時とか特殊な時はちゃんと払い戻ししてくれるので、世界一周の残りのチケットでかなり沢山戻ってきた記憶あります。

あと、逆にこのチケットは一年間有効なので、例えば日本からアメリカに行って、世界一周はそこで中断。そこからアメリカ発券の日本行きチケットを買って日本に帰り、再度そのチケットの復路を使って中断した場所に戻って世界一周を再開ってこともできます。アメリカ発券だとANA便でも結構安く買えますし(ANAは日本人に人気なのでやっぱり日本発券のチケットは高く設定されています)。

世界一周特典航空券

ANAのマイルでスターアライアンスの世界一周特典航空券を申し込むことができます。

そのルールは・・・

・世界一周の旅程のみ、全旅程の距離(区間基本マイレージの合計。地上交通区間は移動マイルとして計算に含めません。)に応じて必要マイル数を算出します。

・太平洋、大西洋を1回ずつ飛行機を利用して横断する必要があります。ルートは東回り、あるいは西回りのどちらかで逆回りはできません。

・出発地と最終帰着地の間で最大8回の途中降機が可能です。(ただし欧州での途中降機は3回まで、日本国内での途中降機は4回までです。)

・また、出発国に戻る最後の国際線搭乗は、最初の国際線搭乗から10日目以降になります。

・旅程は最大12フライト区間に加え、最大4区間の「地上移動・同じ都市での異なる空港間移動」が可能です。

更に

ANAウェブサイトではご予約になれません。ANAマイレージクラブ・サービスセンターにご連絡ください。

このルールではスターアライアンス世界一周運賃と比較して途中降機の回数が少なくなります。トータル8回、うち欧州で3回以内ということになります。

世界一周特典航空券はお得なのか

世界一周に必要なマイル数です

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上の旅程だとビジネスクラスで170000マイルが必要になります。

サーチャージ等は別に必要です(有償、無償に関わらずほぼ同じのはずだと思います)。ということは705500円のチケットが170000マイルで手に入れることができるということになります。

欧米のスターアライアンス往復特典航空券は95000マイルということは倍弱ということになります。世界一周特典航空券だと8か所の都市を訪ねることができますが、単純往復だと(オープンジョーを使って)最大3か所です。世界一周の方は一年間有効なので途中戻ってきて2回にわけるのには追加でチケットが必要なのでそれはちょっと選ばないですよね。欧米2回旅行すれば190000マイル必要(各3都市滞在)に対して、世界一周だと170000マイルで8か所滞在可能。ただ一気に世界一周しないといけないのでかなりハード・・・どちらがいいかは微妙なところだと思います。流石に3週間とかかけて世界一周旅行ってしんどいですよね。仕事なら仕方無いですが遊びでこの日程はきついでしょうし。

ちなみに3週間かけて欧米出張したことが一度だけあります。その時は途中の週末パリで過ごしたあと、次の週末はニューヨークでした。なかなかできない旅行だと思いますが、最後の方は疲れて風邪をひいてしまいました(二人で行ったのですが、同行の人も全く同じ)。自分だったら(もし時間とお金があったとすると)2回にわけて行くと思います。