【2019年2月4日更新】
今日はANAの上級会員の最高ランクのステイタスであるダイヤモンド会員の世界について書きたいと思います。
私は仕事で飛行機を沢山乗ることもあってダイヤモンド資格を持っていました。、ここ数年ほどは維持しています。ただ今は仕事の内容が少し変わったこともあり残念ながらプラチナに降格してしまいました。やはりダイヤモンドというのはもの凄くいい待遇が受けれるので何とか自腹でダイヤ修行もしようかと考えたのですが、結構お金もかかるので妻のOKがでるはずも無く諦めました。
そのANAの最上級ステイタスのダイヤモンドのメリットについて纏めたいと思います。特にプラチナ、SFCとの違いをメインに紹介したいと思います。
目次
ダイヤモンドステイタスを獲得するには
プレミアムポイントとは
昔は搭乗回数(100回)とポイントの2つの計算方法がありましたが、今は獲得プレミアムポイントに統一されました。このプレミアムポイントというのは飛行機の搭乗によって貰えるポイントで、マイルとは別に計算されます。搭乗クラスやチケットの種類により積算率は異なります。
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度々航空業界特集を組む沸騰ワードという番組で以前特集をやっていました。この番組ではステータスポイントとして紹介されていましたが、ANAではプレミアムポイント、JALではFLY ONポイントと言います。全く飛行機に興味無い人にはマイルとの違いがなかなかわからないと思います(笑)。
獲得条件
このプレミアムポイントを50000ポイント獲得するとプラチナ、100000ポイント獲得でダイヤモンドのステイタスが獲得できます。国内線の場合、例えば出張の場合よく使うと考えられる変更可能運賃で東京-大阪間の便に搭乗すると1000ポイント弱ですので、年間プラチナで50数回、ダイヤモンドで100回少しの搭乗が必要です。国際線の場合距離が長いので例えばヨーロッパ往復で10000ポイント程度になります(搭乗クラスによってかなり異なりますが)。
国内線の場合、月2往復程度でプラチナのステイタスが貰えますが、これでも結構出張に(それも飛行機で)行く人ですね。ダイヤモンドを獲得するには(休みとかもあるので)週1回東京-大阪を往復していてもまだ足りません。でも羽田-伊丹便にはダイヤモンドの人が山ほどいるので国内線だけでダイヤモンドの人もいるんでしょうね。だいたいは国内出張、海外出張両方沢山ある人だと思います。
SFC(スーパーフライヤーズカード)について
プラチナ以上を獲得するとSFC(スーパーフライヤーズカード)というクレジットカードを申し込むことができます。このカードさえ持っていれば一生上級ステイタスを持つことになるので何とか一度でもプラチナになって獲得しようとする人が最近沢山います(SFC修行と言う)。
ダイヤモンドサービスについて(プラチナ、SFCとの違いをメインに)
プラチナ、SFCでも優遇が受けれますが、今日はダイヤモンドサービスについて書きたいと思います。
国内線の座席指定範囲の拡大
昔はプラチナとダイヤモンドでは差が無かったように記憶していますが、今は最前方はダイヤモンドでないと指定できないです。以前はダイヤとプラチナに差が無かったのですが、今はかなり差をつけています。自分もそうですが、空港に着いて電車がギリギリだとダッシュで走ることをしてますのでそういった人にはメリットですね。普通はそこまで拘る必要もなさそうですが。又、やはり通路側が人気ですね(自分は出張で夜の便で帰る時はだいたいお酒を飲んでいるので通路側でないとトイレに行きにくい(^^ゞ)。
ちなみに出張の飛行機の予約が直前になった場合、前方がWEBではとれない時はダイヤモンドデスクに電話します。そうすると10列目位の席を倒せない非常口座席がなぜか空いていて指定できます。又、デスクの担当の方に言われたのですが、出発の24時間前に更に座席が解放される(一番前の通路側)とのことでその時にダイヤモンドデスクに電話すれば更に前の席が取れるとのことです。プラチナの人は当日朝、一般の人は当日空港に行って席に空きがあれば変更してくれるとのことです。詳しくは下記の記事にまとめました。
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あと、これは数年前にサービスが終了しましたが、前方が満席でもリクエストしておけば変更してくれました。真ん中の通路が一本の小さな飛行機の一番前の通路側は、ほぼこのサービスを使う人なのでダイヤってことがわかった位です。直前解放席にリクエストで変更できたということですね。
前方を最後まで空けておくのは国会議員とかVIP用なんでしょうね。月曜の朝の関空便の一番前の同じ席にいつも関西の国会議員が座ってたのを覚えてます。
更に空席待ち等について調べたので下記記事を参考にして下さい。
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又、座席を指定する場合、ダイヤモンドの人の隣を空けておくといういわゆるダイヤモンドブロック(隣席ブロック)も間違いなくあると思います。詳細は下記記事を参照下さい。
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予約や空席待ちが最優先になる
以前は国内線のチケットは2ヶ月前からの販売で、ダイヤモンドメンバーは2週間早く預かってくれて盆や正月でもまずチケットを確保することができましたが、今は半年分を一度に発売するようになったのでそのサービスは終わりました。
ただ、今でも空席待ちの際には威力を発揮します。特典航空券やアップグレードを空席待ちで預かってもらった場合、ダイヤモンドメンバー優先順位が一番になります。通常の空席待ちは当然先に空席待ちした人が先になりますが、ダイヤモンドを持っているとそれらの人を飛び越えて優先順位が一番になります。空港で空席待ちした時もそうですね。種別Sというのがダイヤモンド会員になります。
ダイヤモンドの次はプラチナ、SFCの人。いくら早めに空席待ちをしてもステイタスの上の人が空席待ちすれば完全にそちらの人が先になります。
詳細は公表されてませんが特典航空券も優先で取ることができます。詳細に比較しましたので下記記事をご覧ください。
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スイートラウンジが使える
プラチナ、SFCを持っているとラウンジが使えますが、行かれた方はわかると思いますが国内線の羽田のANAラウンジとか夕方行くと物凄い人ですよね。スイートラウンジはそれ程混んでません(それでもスイートラウンジが出来た頃と比較すると何倍もの人がいますが…ダイヤのメンバーもメッチャ増えてきたのを実感出来ます)。あと、ビールがプレミアムモルツやエビスビールになったり、スープや味噌汁とパン、いなり寿司ですが国内線でも少し食べ物を食べれます。
国内線スイートラウンジに関する記事は下記を参照下さい。
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国際線のラウンジも深夜便を乗ろうと思って羽田のラウンジに行くと座るところもないくらいの混雑(そんな状況なのにラウンジの有利サービス始めるってANAは何考えてるのかと思いますが)。スイートラウンジはそれ程でもありませんし、普通のラウンジでは炭水化物ばかりだった食べ物もかなり豪華になってます。
国際線スイートラウンジとDining hについては下記を参照下さい。
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飛行機の最優先搭乗
小さなお子さん連れとかの次に最優先で搭乗出来ます。最近はグループでわけて搭乗していますが、ダイヤモンドがGroup1、プラチナ、SFCがGroup2です。国際線のエコノミークラスに乗る時は荷物室が満杯になるので優先搭乗はメリットありますが、国内線の場合だと皆さんそんなに荷物を持ってませんので荷物室のことを考えなくてもいいのでそれほど先に搭乗するメリットは無いんですけどね。私はだいたい通路側に座っていますので窓側の人がきたら立ったりしないといけないですし。個人的には優越感が得られるということですかね(笑)。
国際線のANA便では預けいれの荷物のタグがファーストクラス用になる
通常のスターアライアンスゴールド用のオレンジのタグがファーストクラス用になって最初に出てきます。国際線の長距離便ではゴールドのタグ付けてる荷物だけでも沢山ありますのでこれは便利ですね。
優先チェックインカウンターが利用できる
国内線は羽田空港くらいにしかなかったと思いますが、SUITE CHECK-INカウンターが利用できます。ただ、保安検査場がひとつしかないので結構混んでることが多いです。
国際線はファーストクラス用カウンターが利用できます。成田空港ではいわゆるZカウンターですね。よほど混んでない時以外ビジネスやゴールド用のカウンターで十分だと思いますが、これも優越感を感じるってことですかね(笑)。
ちなみにヨーロッパの空港ではSFC以上を持っていればスターアライアンスのゴールドメンバーとしてルフトハンザのファーストクラス用のカウンターが利用できます。ルフトではゴールドのステイタスがかなり上です。ANAのダイヤモンドは関係ありませんが。
ネームタグ及び選択式特典が貰える
ネームタグは毎年貰ってカバンに付けてます。まだ貰ったことはありませんが150000ポイント以上の場合は特別仕様の別のタイプが貰えます。今まで数回目にしたことはありますが上には上があるものだと感心します。
選択式特典は下記のような感じです
SKYコインは60000万円分、アップグレードポイントだったら12ポイントといった感じです。これらから選択しますが、この特典プラス機内販売用クーポン20000円分かSuite Lounge利用券6枚が貰えます。
何万円かの価値がありますのでこれはかなりいいです。我が家ではいつもホテルの利用券(40000円分)を選択しますが、あまり行く機会がないので期限が切れる直前にホテルでの豪華なディナー一回で使い切ってます。
ダイヤモンドデスクが利用できる
多分他のデスクと比較して混んでる時でも優先に繋げてくれていると思います。あと、ダイヤモンドデスクだけは携帯電話で利用できるフリーダイヤルとなりますので微妙にいいですね。そういえば最近デスクに電話をかけるとオペレーターの人から最初に「・・・様いつもありがとうございます」と言われるようになりました。
マイル関連の特典
ダイヤモンドの場合、マイル積算率が一年目115%、二年目以降125%になります(SFCを持っていればプラス5%)。結構大きいですが、プラチナの場合、一年目95%、二年目以降105%ですのでそれ程大きな差はありません。
あと、ダイヤモンドの間はマイルの有効期限が無くなります。ダイヤになった瞬間に持っているマイルの有効期限がリセットされますのでこのサービスは大きいですね。ダイヤモンドサービスが終わったらそこから三年後が期限です。
といった感じです。終わったサービスとしては、上に書いた座席のリクエストと社長名の年賀状が届くというのもありましたが…
一生使えるSFCの資格を得る為にプラチナになるのに5万ポイント。ダイヤは10万ポイントで、継続の為には毎年10万ポイントが必要ということを考えると、その敷居の高さの割に得られるサービスが少ないと思いませんか?少し足りなければ修行をとは思いますが、一から10万ポイントをためるのはかなり勇気がいります。山ほどマイルをお持ちの方はスカイコインに換えて修行すれば問題なさそうですが。