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ANA及び提携航空会社(スターアライアンス)国際線特典航空券のルール、利用条件や予約に関して詳細に解説します

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妻とヨーロッパ旅行へ行きたいと思い、特典航空券でのチケット手配を検討しました。話し合った結果、行き先はウィーン、プラハ、ローマに決定。ANAの直行便が無い都市の為どのルートを選んでも提携航空会社の特典航空券になります。又、三か所周遊で単純往復では無いので最初はどのようにルートを選んでいいかわからず・・・ということでANAの提携航空会社特典航空券のルールについて調べてみました。

通常旅行は単純往復と思いますが、特典航空券の場合は途中降機(24時間以上の滞在)が往路or復路どちらかで1回可能ですのでそれを使えばもう1か所行くことができます。さらにオープンジョー(往路の到着地と復路の出発地が違う航空券)を使えば更に1か所行くことができますのでこれらで合計3カ所行くことができることになります(但し、この2か所間の移動のチケットは別に準備しないといけないです9。色々検討した結果、このルールを使って欧州3カ国周遊旅行に行ってきました。

では詳細に解説したいと思います。

 

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目次


提携航空会社特典航空券のルール

1. 出発地からの必要マイル数が最も高い地点を目的地とします

最も遠い地点を目的地とするってことでこれは当たり前ですね。
(例えば韓国を目的地としてシンガポール経由はできない)

私の場合は、ヨーロッパに行く予定ですが、ヨーロッパ内は全て同じエリアですのでどの都市を目的地にしても必要マイル数は同じです。

2. 往路・復路それぞれの最初の都市、または最後の都市を経由するような経路となる地点を目的地にすることはできません。

出発地と目的地を経由する旅程は組めないということですね。

特典航空券を使うと色んな都市を周遊するルートを組むことができますが、出発地と到着地を経由することができません。なので、例えば関空発の場合、一旦日本に戻って再度海外の都市に出かける時は羽田経由とかでないとルートは組むことができません。


3. 乗り換え地点には、制限があります。(世界一周の旅程は除く) 

日本からヨーロッパに行くのにアメリカ経由(又はその逆)とかアジアに行くのに欧米経由はできないってことみたいです(まあよく考えれば当然ですが)


4. 出発地からの必要マイル数がより高いゾーンの都市を乗り換え地点にすることはできません。また、乗り換え地点から目的地までの必要マイル数が出発地から目的地の必要マイル数を上回るような乗り換えはできません 

目的地から見て出発地より遠いところを経由できないってことですね。例えば日本から韓国を経由してアメリカには行けませんがヨーロッパには行けるということになります。アメリカに行く場合、アメリカから見て遠い韓国へは寄れないということですね。


5. 出発地と最終帰着地が異なる場合、同一国内であることが必要です

 逆に言うと、日本から出発する場合、羽田発関空着の旅程は組めることになります。ただ、羽田発韓国仁川空港着の旅程は組むことができません。


6. 往路到着地と復路出発地が異なる場合、同一エリア内であることが必要です。


このルールは、いわゆるオープンジョーでの発券はできるが同一エリア内に限るってことですね(オープンジョーって言葉を使って説明する方がややこしい?(笑))。例えば日本から出発して到着地がローマ。帰路はウィーンから出発という旅程は組むことができます(航空券には「別の移動手段で移動」と記載されます。

今回のヨーロッパ三都市周遊はこのルールが無ければ無理でした。


7. 往路到着地と復路出発地が異なるゾーンになる場合、必要マイル数は各ゾーンで必要とされるマイル数の2分の1の合算になります

 
でもマイル数の2分の1の合算になるのなら6のルールは必要無いような気がします(往路到着地と復路出発地が異なる場合、必要なマイル数の2分の1の合算とだけ書いておけばいいような・・・)


8. 途中降機・乗り換え

途中降機(24時間を超える滞在)
・日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能です。
乗り換え
・日本国内で往路・復路各2回まで可能です。さらに、日本以外で往路・復路各2回まで可能です。
※目的地は乗り換えの回数に含みません。
※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回のお乗り換えと数えます。
※途中降機は乗り継ぎ回数に含まれます。
三都市周遊にはこのルールも必要でした。

ちなみにANA特典航空券の場合は
上の1,2,5,6のルールが適用され、それに加えて、,
途中降機(24時間を超える滞在)
・日本発は、途中降機できません。
・海外発の途中降機は、目的地以外に1回可能です。
乗り換え
・日本国内で往路・復路各2回まで可能です。
※目的地は乗り換えの回数には含みません。
※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回の乗り換えと数えます。
※途中降機は乗り継ぎ回数に含まれます。

ANAは日本発の飛行機しか運航してない為、海外の空港での乗り継ぎ、途中降機ができないのでこれは当然ですね。又、当然就航都市にしか行けません。

このルールに基づいて色々考えて三都市周遊の特典航空券を無事発券しました。といってもどうしても一区間だけ別の発券になってしまうのですが・・・

上に書きましたが、これらのルールを熟読することにより無事ヨーロッパ3カ国周遊旅行ができましたが、具体的なルートは下記記事にまとめました。 

www.junchans123.com

又、特典航空券のルールを詳細に検討すると裏ワザで色んな旅ができます。時間のある方は下記のような旅程で旅行されるのはどうでしょうか? 

www.junchans123.com

 

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これらの旅程を組む場合、上の2のルールが重要になってきます。