久しぶりにANA特典航空券を贅沢に使って北海道をまわってきました。その⑤根室、納沙布岬編です。
目次
中標津空港は、このように知床、根室、阿寒摩周湖のちょうど中間にあり、道東の観光にすごく便利な空港です。今回は、根室にある日本100名城の1番目のチャシ跡を訪ねるのが目的です。その後根室で一泊、次の日は釧路湿原から阿寒湖へ。そこで一泊して摩周湖や開陽台(地球の丸さが体験できる)、ミルクロード(20km以上ひたすら真っすぐな道)を経由して中標津空港へ戻ります。
まずは空港でレンタカーを借りて根室駅へ。
1時間半ほどで根室駅に到着です(北海道って、町なかでなければ信号も無く、車もあまり走っていないのでほんと速いです)。
なんで根室駅かと言うと・・・
こちらの観光案内所が目的地です
中にはインフォメーションセンターもありますが、
目的はこちらにある日本100名城スタンプを押すことです。100名城といっても天守閣等が残っているor再建されている城は半分ほど。単なる城跡で、石垣とかだけというところも多く、その場合スタンプは城跡近くの施設等に置いてあります。
更にこちらは日本本土の最東端。証明書も貰えます(そういえば二年ほど前に鹿児島を旅行したのに最南端の証明書を貰うのを忘れた(^^ゞ)。
ちなみに本土最東端の駅は根室駅(根室本線の終点)では無く、一つ隣の東根室駅です。そちらに到達のスタンプも根室駅に置いてあります。
駅前には20台ほどの無料駐車場がありました
電車で根室に来る場合は、この観光ツアーがお勧めです。根室周辺の観光地をまわってくれます。
www.100finecastles.com
日本100名城の1番目の根室半島チャシ跡群。日本100名城、続日本100名城の北海道の城は函館近辺に集中しており、ここだけポツンと離れていることもあって、一番行きにくい城と言われています。
根室駅から車で30分ほど。本土最東端の納沙布岬の近くです。
野鳥観察でも有名なのかな
草原を暫く歩いて行くと、
チャシ跡の説明書きがあります(チャシってアイヌ語で砦という意味だそうです)
到着しましたが、
何もありません(笑)。通常城跡は石垣がありますが、チャシは石垣とかは造られてないようです。日本100名城での説明によると、
根室半島には一帯にわたり、チャシ跡が存在する。そのほとんどは海抜約5mから50mの海岸断崖上の台地の平坦部にあり、海岸台地上に半円形又は四角形の壕を巡らせている。根室市内には30ヵ所※のチャシ跡の存在が確認されているが、保存状態が良好で、他地域と比較すると分布密度も濃いことで知られている。(※このうち24ヵ所が国指定史跡。チャシは一般的には「砦」と考えられているが、見張場や聖地、談判の場として多目的に使われたとされる。)
(日本100名城公式HPから抜粋)
とのことでした。
特に見るところは無いので、写真を撮ってそそくさと退散。せっかくならと近くの納沙布岬にやってきました。
お土産物屋さんがある駐車場に車を止め、
本土最東端の納沙布岬にやってきました
最東端の碑は沢山あります(笑)
こちらの岬からは北方領土を見ることができます
歯舞群島は綺麗に見えます。もうあちらはロシアなんですね。
天気は晴れていましたが、ちょっと霞んでいたので択捉島を見ることはできませんでした。
納沙布岬には北方館があります
中は北方領土に関する展示。色々勉強になりました。
外にはこのような大きなモニュメントがあります。
北方領土返還祈念のシンボル像「四島のかけ橋」。長さ35m、高さ12.7mのかなり大きなモニュメントです。真ん中下は「祈りの火」といい、日本最南端の波照間島で自然採火されて根室に運ばれたそうです。
時刻は夕方となり本日はここで終了。和歌山を朝でてその日に本土最東端まで無事これました。
根室宿泊照月旅館編へ続きます。